松田 直也
- 松田 直也特別養護老人ホーム・リーダーケアワーカー
チームワークの先にある
「笑顔」を見据えてもともと僕は、スポーツトレーナーやインストラクターを目指して専門学校に通っていました。でもあるとき、友人に介護の資格を一緒に取らないかと誘われ、この分野に関わるようになりました。
入職して10年経ち、今では僕もユニットリーダーとして後輩を育てる立場にあります。ユニット運営はご利用者の生活の充実に直結しますので、チームワークが欠かせません。だから僕が大切にしているのは、まずチームが働きやすい環境を整えること。そして何かあったときに相談しやすい雰囲気づくりや、後輩一人ひとりの長所を見極め、伸ばしていくこと。すべてを実現させることは大変なことですが、ご利用者の生活をよりよくするため、そして職員とご利用者の「笑顔」のための「通過点」だと思えるからこそ、頑張れます。
学びは自分のためだけではない、
みんなのために
同和園は研修が多いのが特徴の一つです。内部の研修では僕が教える立場になることもあるのですが、やり慣れた作業でも人にわかりやすく伝えようとすると、自分の中で一つずつ工程を確認して整理していく必要があります。それは自身の仕事に対する理解を深めることにもつながるので、とても勉強になります。
外部の研修では、他施設の方と交流する機会に恵まれます。同じ分野ながら違う環境で働く人の考えやアイデアは興味深く、参考にしたいことがたくさんあります。また外部の人だからこそ僕や内部の職員では気づかなかったようなことも的確に指摘してくれ、自分のことであったり同和園のことであったり、いろいろなことを客観的に見られるようになりました。
そうして学んだことを同和園に取り入れて改善していくことが、よりご利用者の生活や職員のモチベーション、ケアの質の向上につながっていくと思っています。
毎日の積み重ねが、
いざというときの底力になる
プライベートでは総合格闘技を始めて6年になります。総合格闘技をやっている人は少ないので、ご利用者ともいい話のタネになっています。
総合格闘技で培ってきた、臨機応変に技を繰り出していくという特性は介護と通じるものがあるとも感じています。格闘技も介護も人が相手です。いつも決まった展開というものはなく、その時々によって考え、よりよい道を模索していく柔軟さと瞬発力が大切です。頭の中でシミュレーションした通りにうまくいくことは、なかなかありません。だからこそ、苦難を乗り越えたときの達成感がなんとも言えない嬉しさにつながっていきます。
総合格闘技も介護も毎日の積み重ねが大切です。常に自然と適切な対応ができるよう、日々さまざまなことを考え、実践していくことで、よりよい明日につなげていけたらと思っています。
また積み重ねといえば、同和園ブログ「同和園職員の徒然なる日々」の記事を書いています。会社説明会等で学生さんからブログを見ているとのお声をいただくことが多く、自分としても普段の仕事とは違うやりがいを感じています。これからもたくさんの方に介護の魅力などを伝えていきたいです。介護の未来は明るい!